【豊中】小1の壁とアトリエ創業ストーリー|アトリエフィーカのつくりかた

アトリエフィーカ メインビジュアル
2024.06.07

豊中市の子どもアート教室「アトリエフィーカ」ができるまで|SKOG株式会社

オープンアトリエをつくる。
今日から、それがわたしの仕事です。
15年のサラリーマン生活。
アートに全く縁のなかった人生。
突然始めた無謀な挑戦についてお話します。

小一の壁

制作に没頭する子ども
環境の整った園で、毎日制作に没頭していた長男。
廃材工作、いろんなブロック、なんでも自分で!が口癖でした。
卒園までの間、自宅は彼の作品で溢れ、
帰宅した私に「見て見て」の毎日。
しかし、あっさりとその日常は終焉します。
1年生、図工の授業は週2コマ90分。
行事の前には0になる週も。
自宅で制作に向かう時間も激減。
帰宅後、目に入るのは
机に置かれた漢字プリントになりました。
何か環境を用意してあげた方が良いのではと、
アート教室を勧めたこともありました。
しかし反応はいつも同じ、「学校と同じやん」。

もう制作は卒業なのか

梅雨、元気を持て余した長男を連れて神戸へ。
デザイン・クリエイティブセンター KIITOを訪れました。
デザイン・クリエイティブセンター神戸 KIITO
廃材、画材、工具、広い制作スペース。
自由制作に親子で取組める時間を提供されています。
つくるものは決まってない。
見ているだけでワクワクする素材。
圧倒的な自由と、それを守るための制約。
楽しい?と聞くまでもなく、
100分使い切るほど、いくつもの制作に取組み、
公園で大暴れしたような充実した表情。
久しぶりの「見て見て!」を聞きながら、
これが必要だったんだと感じました。
手を動かすことが好きで、こだわりを話すことも好き。
彼の思考が変わった訳ではなかったのだと。

環境を考える

サムネイルで提供される莫大なコンテンツ、
オフラインでは学校、習いごと、友達、家族。
今の子どもは圧倒的に忙しい。
クリエイティブと向き合う余白は、
彼らに残されているでしょうか。
広く情報を集めていく中、一冊の冊子と出会います。

オープンアトリエ

「オープンアトリエのつくりかた」
一般財団法人たんぽぽの家
初めて目にした「オープンアトリエ」という言葉。
自由に表現を楽しめる場と定義され、
福祉分野の実例がたくさん紹介されています。
同時に、言葉の定義に正解はないとも添えられ、
アートや福祉に留まらない可能性が示されていました。
アトリエでの制作風景
クリエイティブに満ち溢れた言葉の響き。
長男に必要なイメージにぴったりだと感じました。
2025.12.07
実体験と、理想となる言葉を得て、
そこからの日々はまさにあっという間!
この文章を書いていた一年半後の私たち。
自宅近くに小さなアトリエを開いて一年。
長男のための「オープンアトリエ」は、
たくさんの子どもたちが訪れる場になりました。
現在のアトリエの様子

SKOGとFIKA

SKOGとFIKAのイメージ
一年前、活動を法人として行うことを決め、
ローカルを拠点に、文化を育むことを命題に掲げました。
社名SKOG(スコーグ)は、スウェーデン語で「森」。
森と都市の関係、言葉の響きで決めました。
アトリエは、FIKA(フィーカ)。
KAFFI(コーヒー)を逆さにしたこの言葉は、
コーヒーブレイクを意味します。
一息つかない?と気軽に使う表現として、
スウェーデンの日常に根付く文化。
洒落が効いていてお気に入りの言葉です。

ローカルカルチャーカンパニー

多様な生命を育む森のように、
地域文化を支えていきたい。
長男のアトリエ作りから始まった挑戦。
ぜひ最後まで見届けていただければ幸いです。
SKOG株式会社
代表取締役 阿児 悠大